10月6日、「第2回市民公開講座」が開催されました。
10月6日、東京赤坂キャンパスで「第4回市民公開講座」(主催:国際医療福祉大学 赤坂心理・医療福祉マネジメント学部/大学院)が開催され、医療マネジメント学科・大学院医学研究科の石川ベンジャミン光一教授が「少子化と高齢化で変わる医療の姿」 をテーマに講義をしました。
はじめに、前回の高橋泰教授の講義内容の延長線上として「全国レベルで見る少子化と高齢化」のデータを紹介。高齢者が2030年まで増加、出生数の減少、労働人口の大幅な減少などの実情を踏まえ、続いて東京都港区を分析。港区の人口は約22万人で安定するものの、75歳以上の人口は2040年まで9割増となり、この高齢化により患者が増えることなどを指摘しました。
そのうえで、東京都に視野を広げ、2次医療圏別人口推計や地域別や傷病別の入院患者数の推計などから医療への影響について詳しく説明しました。こうした現実のデータに基づき、石川教授は「座して待つのではなく、今、出来ることへの取り組みが重要」と締めくくりました。
市民公開講座は、医療福祉の専門家が安心できる豊かな暮らしのヒントをわかりやすくお伝えする、一般向けの公開講座です。第3回は10月13日15時~16時30分の予定で、国際医療福祉大学心理学科長の中田光紀教授が「幸福感を高めるためのこころの使い方-ポジティブ・サイコロジー」をテーマに講演します。
・第3回 10月27日「幸福感を高めるための心の使い方 --ポジティブ・サイコロジー--」 詳細はこちら