東京赤坂キャンパス

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6月29日、「第4回市民公開講座」が開催されました。

国際医療福祉大学赤坂心理・医療福祉マネジメント学部と国際医療福祉大学大学院が主催する今年度第4回市民公開講座が6月29日午後、東京赤坂キャンパス講堂で開かれました。この日は、同大学院災害医療分野の石井美恵子教授が「災害に備える~女性の参画と防災リーダー育成の必要性~」と題して講演しました。
講演で石井教授は、「災害は人道危機だ」との前提に立ち、人道支援について「緊急事態またはその直後における、人命救助、苦痛の軽減、人間の尊厳の維持及び保護のための支援」であると定義しました。
「南関東域でマグニチュード(M)7クラスの地震が30年以内に70%程度の確率で起きる」といわれている首都直下型地震の被害想定について「死者・行方不明者は約2.3万人、東日本大震災の5倍の約61万棟の住宅が全壊する」と述べました。そのうえで、個人(家族)の事前の備えの必要性の大切さを訴え、①家庭・職場の安全対策は万全か? ②避難路・避難場所は? ③備蓄は? ④家族間の取り決め事項・事前対策は?―の4点の確認の重要性を指摘しました。さらに、「平時にできないことは災害時にもできない!」などと、災害発生時の注意点や心構えについて詳しく解説しました。

医療福祉の専門家が、安心できる豊かな暮らしのヒントを、一般の方向けにわかりやすくお伝えする市民公開講座は、国際医療福祉大学東京赤坂キャンパスで今年度11回予定しています。次回は7月20日午後3時から、赤坂心理・医療福祉マネジメント学部医療マネジメント学科の石川ベンジャミン光一教授が「その治療、いくらかかりますか~データに基づく医療費の分析~」と題して講演します。参加費は500円(資料代など)で、予約が必要です。東京都港区民、同区在職者、教員、学生・高校生とその保護者は無料です。


・第5回7月20日「その治療、いくらかかりますか~データに基づく医療費の分析~」詳細はこちら