「赤坂氷川祭」に参加し、「山車巡幸」や「手古舞い」を熱演
同キャンパスの学生サークル「赤坂同好会」の学生23人が13日の宵宮や神社隊列など山車の巡行に参加するとともに、子供神輿の指導、山車搬入などのお手伝いをしました。15日の神幸祭巡行では、独特の衣装に身を包んだ女子学生が山車を先駆して練り歩く「手古舞い」を演じました。
都心で江戸型山車の曳き回しをするのは同神社だけです。江戸の祭礼を厳かに再現しました。本学に到着した「神武天皇人形山車」は、赤坂田町三四五丁目町会が保存しているもので、明治前半に古川長延が製作、大正時代に村田正親、山本鉄之が修理したものと推測されています。金鵄(とび)は光芒附で、弓は生木仕立、沓は藁束仕立て金箔捺しです。鳳凰が止まる木として神聖視され、皇室のご紋である桐が刺繍されています。大正天皇ご即位を祝して制作されたものと考えられ、奇跡的にほぼ完全な状態で残されています。
同キャンパスは昨年4月の開設とともに、「頼義人形山車」をエントランス展示場に常時展示したのち、昨年9月の例大祭では「頼義」も学生たちの手で赤坂の街中を巡行、代わって「翁」が展示されていました。今回の「神武天皇」で3基目となります。
「赤坂同好会」の学生らは、「祭り当日台風の予報が出ていましたが、実際には3日間とも晴れ、無事にお祭りを行え、充実した日を過ごすことが出来ました。新1年生も加わり、みんな一生懸命お祭りを盛り上げてくれました。昨年同様お祭り後には疲労と筋肉痛がありましたが、伝統のある氷川祭に参加させていただき、とても素晴らしい経験になりました。山車巡行後に氷川神社で、地域の方々の盆踊りを拝見して歴史を感じ感動しました」と感想を語っています。