東京赤坂キャンパス

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10月26日、第8回市民公開講座が開催されました。

医療福祉の専門家が、安心できる豊かな暮らしのヒントをわかりやすくお伝えする、東京赤坂キャンパス 市民公開講座(主催:国際医療福祉大学赤坂心理・医療福祉マネジメント学部、国際医療福祉大学大学院)の2019年度第8回が10月26日午後、東京赤坂キャンパス多目的ホールで行われました。
今回は国際医療福祉大学副学長・副大学院長の松谷有希雄教授が、「生きるための必須アイテム~豊かな未来のために」をテーマに講演しました。松谷副学長は厚生労働省医政局長として保健医療政策をリードし、国立療養所多磨全生園園長、国立保健医療科学院院長などを歴任しました。医師の知見と元行政マンとしてのセンス、海外経験を生かして、大学の国際化と教育のレベルアップに奔走しています。
講演は、松谷教授からの問いかけに聴講者が答え、ともに考えながら講義が進められました。前半は、「生き物は必ず死ぬのか」という根源的な問題から考え、人間が生きていくために必要なもの、それと引き換えに外界に排出しているものについて、医学的・生物学的な基礎知識が整理されるような内容でした。後半は、ハンセン病療養所である多磨全生園での経験が話され、ナイチンゲールやサン・テグジュペリの言葉も引用しながら、生きるということについて考えさせられる機会となりました。最後は「愛するとは、けっしてたがいに見つめ合うことではなく、いっしょに同じ方向を見ることだ」という印象的な言葉で締め括られました。

第9回市民公開講座は、11月16日(土)15時から同会場で、「幸せを作るための睡眠のあり方 ~疲労・ストレスを睡眠の技術で打破しよう~」と題し、国際医療福祉大学心理学科長の中田光紀教授が講演します。身近な問題である睡眠を取り上げます。どうぞご期待ください。


・第9回 11月16日「幸せを作るための睡眠のあり方 ~疲労・ストレスを睡眠の技術で打破しよう~」詳細はこちら