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「あいおいニッセイ同和損害保険株式会社奨学生感謝の集い」開く

「あいおいニッセイ同和損害保険株式会社奨学生感謝の集い」が2月22日、東京赤坂キャンパスで開かれました。大会議室で開催された式典には同社の岡崎真雄顧問、鈴木久仁代表取締役会長、金杉恭三代表取締役社長ら8人が出席、本学からは高木邦格理事長、大友邦学長、三浦総一郎大学院長ら教職員20人と、奨学金を利用したOB、OG、現役学生ら57人が顔をそろえました。
同奨学制度は1996年に覚書を調印し、97年度から23年間続いています。高木理事長は挨拶で、「当時同社の前身である同和火災海上保険株式会社の取締役社長だった岡崎顧問が創業100周年の際に本学を視察し、記念事業の一環として奨学金・研究助成金の創設を決めていただきました。こんなに長く続いた例はなく、多年にわたりお世話になっており、感謝いたします」と述べました。続いて挨拶した岡崎顧問は、「高木理事長の、高齢者介護、リハビリテーションなど、医療福祉に携わる人材を育成したいという熱い思いに大変感銘を受けました。介護の分野は保険事業にもかかわりが深く、支援させていただきました。皆様が携わる医療、福祉分野は、国連が提唱する持続可能な開発目標(SDGs)ゴール3『すべての人に健康と福祉を』の実現に繋がっていきます。奨学生の皆さんは自分自身が選んだ職業に誇りをもって頑張っていただきたい」と期待を込めました。
この後、本学から、岡崎顧問、鈴木会長、金杉社長に感謝状と花束を贈呈しました。
引き続き、元奨学生を代表して卒業生の藤沢正樹茨城県守谷市障がい者福祉センター施設長と齋藤恵子埼玉県立大学看護学科准教授の2人が近況を報告しました。この中で、藤沢施設長は地域における障害者支援に取り組んでいる現状を報告し、「障害者の方を少しでも支援できればと思っている。学生時代奨学生として支援していただいた多くの方々に感謝している」と述べました。齋藤准教授は卒業後、助産師として勤務したことや青年海外協力隊員としてラオスで活動したことなどを紹介し、「多様な文化的背景を持つ外国人には歩み寄って配慮することが大切だ」などと述べ、支援に感謝しました。
式典終了後、会場をカフェテリアに移し、懇親会が行われました。
同奨学制度は学生委員会を経て奨学金委員会で審査・選考し、本学が推薦する品行方正、学業優良で奨学金を必要とする学生を対象に、2~4年生の3年間(薬学部・医学部は2~6年生の5年間)毎年60~180万円支給されています。2019年度までに外国人留学生を含む延べ207人が受給し、総額4億3000万円にのぼりました。研究助成金は1997年度から3年間、年間500万円を受給しました。感謝の集いが開かれたのは2006年以来14年ぶりです。


高木邦格理事長

あいおいニッセイ同和損害保険株式会社 岡崎真雄顧問

奨学生を代表して藤沢正樹さんから近況報告

奨学生を代表して齋藤恵子さんから近況報告

大友邦学長

あいおいニッセイ同和損害保険株式会社 金杉恭三代表取締役社長

懇親会の様子

三浦総一郎大学院長