東京赤坂キャンパス

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震度6弱の首都直下地震を想定した
「防災訓練」を実施しました

■キャンパスが生活の場に!ライフライン復旧まで生き延びるための備え
 11/16(火)・17(水)の2日間にわたり、東京赤坂キャンパスで防災訓練が行われました。両日ともに、心理学科と医療マネジメント学科の防災委員の学生約20名、教職員約10名が参加しました。

 訓練では、都心で震度6弱の首都直下地震が発生したことを想定。建物被害はないものの、停電や断水等が発生し、都心の交通がマヒしたことで帰宅できない状況に陥ったと仮定しました。こうした状況下で、参加者1人ひとりがどのように行動すればよいかを考え、実際に必要となる地震への備えについて学びました。
交通機関がマヒした際、東京赤坂キャンパスは帰宅困難者を受け入れる施設となっていますが、今回は学生と教職員の訓練を行いました。

 地震発生直後、参加者はそれぞれの状況に応じて自分の身を守る行動を取り、安全確認後、非常階段を通って体育館のある3階に避難。実際に地震が起きた際、物資配布の拠点となるエレベーターホール前でキャンパスでの避難生活について説明を受けました。
 その後、体育館に移動し、簡易トイレやソーラー充電器、毛布、食料、衛生用品などの防災備蓄物資を手に取って、実際に使ってみながら、備蓄の意味などの説明を聞きました。
 災害医療が専門の本学大学院・内海清乃助教が実際に常備・携帯している防災備品も展示。自分で準備できる防災備品についての説明を聞きながら、普段の備えの重要性を学びました。
 最後に、大学院災害医療分野責任者の石井恵美子教授が「首都直下地震は必ずやって来るので、普段から備えをしっかりしておくことが大切です。大学内にも防災備蓄物資はありますが、1人ひとりがロッカーに少し自分用の防災備品を置いておくだけで、いざというときに余裕をもって行動できます。ひとたびライフラインが断たれると、復旧には時間がかかります。地震はいつ来るかわからないので、すぐにでも備えておきましょう。」と助言しました。

■「消火器や消火栓、どう使う?」触れて学ぶ消火訓練
 防災備蓄品の確認が終了した後は、火災を想定した訓練が行われました。
 普段、なかなか使う機会のない消火器や消火栓。それらの使い方について、担当職員の説明を聞き、実際に使ってみる訓練を行いました。 消火器のある場所を普段からチェックしておくことや、一気に火を消したい場合は消火器を複数集めて消火活動を行うこと、消火の際は逃げ道を予め確保し、できるだけ姿勢を低くして、熱風から身を守ることなどを学びました。
 また、消火栓の扉を開くと防災センター直通の電話があることや、収納されている長いホースを伸ばして1人でも消火活動ができることなども説明がありました。
 何よりもまず大切なのは命を守ること。このため、無理をせず「1に避難、2に消火」を意識してほしいという話で訓練が終了しました。