11月9日(土)第40回市民公開講座が開催されました。
11月9日(土)、東京赤坂キャンパスで第40回市民公開講座が開催され、厚生労働省の井上肇・国際保健福祉交渉官が「日本の健康 世界の健康 ~天寿を全うできる社会を目指して~」をテーマに講演しました。
井上先生は、①日本はどれくらい健康なのか②日本の健康はこれからどうなるのか③世界は日本を後追いする–をテーマに、平均寿命や各年齢までに生存する日本人の割合、先進7カ国の健康寿命比較や医療費比較、医師数比較など、さまざまな興味深いデータの分析を踏まえ、「なぜ、日本は健康なのか」を解説、その背景には「社会全体の力」の存在があると強調しました。
そのうえで、日本は人類史上初めて皆が天寿を全うできる社会を迎えると指摘しながら、「日本の首都圏は世界最速で老いる世界最大の都市」となり、世界が東京を後追いすることになるため、未来の世界の縮図である東京が、その経験を世界に発信する必要があると訴えました。
次回の市民公開講座は12月21日、「日本の財政をきちんと健全化させるべき」と訴え続けている元財務事務次官の矢野康治氏が登壇します。少子高齢化のなか、深刻な財政を立て直し、国民がアグレッシブに生きていける方途について語ります。ぜひ、ご参加ください。
「わが国の財政について」