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第13回高校生作文コンテストの表彰式が行われました


入賞者らと審査委員がそろっての記念撮影

第13回「共に生きる社会」めざして 高校生作文コンテスト(主催・国際医療福祉大学、毎日新聞社、後援・文部科学省、全国高等学校校長協会)の表彰式が12月8日(日)、東京赤坂キャンパスの講堂で開かれました。応募1956点を厳正に審査した結果、最優秀賞に、山梨県・山梨英和高等学校2年の若林風歌さんの「とうもろこしのバトン」が輝きました。

優秀賞には、広島県・盈進高等学校2年の川原愛梨さんの「そのぬくもり感じて」が、佳作には栃木県・佐野日本大学高等学校3年の川島里菜さんの「あなたと共に生きるということ」と、福岡県・北九州市立高等学校2年の藤﨑詩麻さんの「病気が導いてくれたもの」が選ばれ、審査委員長の鈴木康裕・国際医療福祉大学学長から表彰状や楯などが贈られました。個人賞では、このほかに入選4人が選出されています。

団体での応募数や入賞者数などを基にした学校賞は、福島県立郡山高等学校、茨城県立水戸第二高等学校、栃木県立矢板東高等学校、神奈川県・相洋高等学校の4校に授与されました。

開会の挨拶で鈴木学長は「本学は建学の精神に「『共に生きる社会』の実現」を掲げています。ご応募いただいたすべての皆様の文章から「共に生きる社会」をめざす優しくあたたかい心を感じました。今回の受賞を契機に、さらなる飛躍を遂げることを心より願っています」と祝意を述べました。

今回のコンテストは、「医療と福祉、わたしの体験」「誰かのために、私ができること」「多様性を認め合う社会をめざして」の3つをテーマに作品を募集しました。

審査委員を代表して、毎日新聞社の元村有希子客員編集委員は「皆さんは作文を書くにあたり、ご家族や友人、会ったことのない人々の心の中に思いを馳せて文章を作られたと思います。忙しい学校生活のなかで使ったこの時間と経験は尊いものであり、そのように時間をかけて書かれた作文はまさに今の皆さん方でしか書けない輝きを放つものばかりでした。第三者の思いに想像力を働かせて理解するエンパシー(共感力)は医療福祉分野はもちろん、それ以外の分野でもとても必要で、自分を助けてくれる力となります。これからも大切にしてください」と語りかけました。

受賞を記念して、出席した受賞者4人による作品の朗読も行われました。自らの体験や思いがつづられた内容に、会場から温かい拍手が送られました。

最後の閉会の挨拶で、赤津晴子・国際医療福祉大学副学長が「発信すれば瞬時に『いいね!』が返ってくるSNSとは違い、作文を書くということは時間のかかる苦しい作業ですが、ちょうどジムでトレーニングをするように将来の自分に返って来るものです。自分を高める作文に触れることができるこのコンテストが、高校生の皆さんの日々に少しでも役立てれば幸いです」と締めくくり、高校生作文コンテストは和やかな雰囲気のなか幕を閉じました。

  • 最優秀賞の若林 風歌さん
  • 優秀賞の川原 愛梨さん
  • 佳作の川島 里菜さん
  • 佳作の藤﨑 詩麻さん

*入賞者の作品は近日中に掲載予定です。