教員紹介
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担当科目
心理学概論、発達心理学Ⅰ(胎児期から青年期)、心理学初級演習、心理演習Ⅰ(人間理解)、心理演習Ⅱ(ロールプレイング)、心理実習Ⅰ(基礎)、心理実習Ⅲ(保健・医療領域)、心理実習Ⅳ(保育・教育領域)、心理実習Ⅴ(産業・司法領域)
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研究分野
臨床心理学 精神分析的システムズ心理療法/集団精神療法 臨床発達理論 危機介入/リーダーシップ組織開発
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研究テーマ
臨床心理学、特に心の創造的発達変化を目的とする精神分析的システムズ心理療法および集団精神療法の治療理論・技法論が専門である。1)メガ災害PTSR/PTSDの予防・心理療法トリートメントシステムのモデル構築;福島モデル、2)青年期アイデンティティグループを用いたアイデンティティ/創造性発達機序、3)困難患者の自己破壊性脱却機序、4)コロナ禍における危機介入心理療法/組織開発について研究を進めている。
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研究実績
【researchmap】
https://researchmap.jp/7000006672【著書】
- 橋本和典・高田毅(2017) 心理療法コミュニティ・ビルディング 日本集団精神療法学会監修 藤信子・西村馨・樋掛忠彦編 『集団精神療法の実践事例30』 創元社 pp.277-295
- 橋本和典(2010) キャリア・ディベロップメント:産業臨床 小谷英文編 『現代心理療法入門』 PAS心理教育研究所出版部 pp.259-264
- 橋本和典(2010) 成果:人格障害圏 小谷英文編 現代心理療法入門 PAS心理教育研究所出版部 pp. 225-230
- 橋本和典・高田毅(2010) 受益者:集団・組織・社会 小谷英文編 現代心理療法入門 PAS心理教育研究所出版部 pp. 71-81
- 橋本和典・ジェイムス朋子(2010) 心理療法への招待:体験 小谷英文編 現代心理療法入門 PAS心理教育研究所出版部 pp. 35-49
- 橋本和典(2009) 人格障害の集団精神療法 小谷英文編 グループセラピィの現在-精神疾患集団療法から組織開発タスクフォースまで- 現代のエスプリ504 ぎょうせい pp.123-135
- 橋本和典他(2009) アイデンティティグループ 小谷英文編 ニューサイコセラピィ-グローバル社会における安全空間の創成 ICU21世紀COEシリーズ第3巻 風行社 pp.225-246
- 橋本和典(2009) 男性の成熟性-集団同一性から自我同一性の成熟 小谷英文編 ニューサイコセラピィ-グローバル社会における安全空間の創成 ICU21世紀COEシリーズ第3巻 風行社 pp.59-82
- 橋本和典(2005) アイデンティティ教育(高等教育) 小谷英文編 現代のエスプリ別冊:心の安全空間-家庭・地域・学校・社会 至文堂 pp.149-160
- 橋本和典(2003) 「同一視」「前エディプス力動」「サブグループ化」「集団同一性」「集団サイズの影響」等13項目 日本集団精神療法学会監修 北西憲二・小谷英文・池淵恵美・磯田雄二郎・武井麻子・西川昌弘・西村馨編 集団精神療法の基礎用語 金剛出版
【論文】
- 橋本和典(2020)グループサイコセラピィと「問う力・聴く力」臨床心理学第20巻4号, pp. 407-410
- 橋本和典・足立智昭・宇佐美しおり・高橋教朗・中島隆博(2018) 日本におけるメガ災害PTSD予防および心理療法トリートメントシステム構築の必要性 無力感の克服と危機介入(国際力動的心理療法学会第21回・22回年次大会論文集), pp. 113-122.
- 橋本和典(2017) メガ災害被災地における集団精神療法 精神療法, 第43巻5号, pp. 675-679
- 橋本和典(2016) 福島復興心理・教育臨床センター—心理療法コミュニティー:郡山モデル 心理臨床の広場, 第8巻2号, pp. 38-39
- 橋本和典(2016) 福島における心理療法家の課題—震災PTSDの治癒・治療・予防(2016) 危機事態における力動的心理療法(IADP第19回・20回大会論文集), pp. 98-106
- 橋本和典(2016) 福島における希望の実験—福島復興心理・教育臨床センターの試み 危機事態における力動的心理療法(IADP第19回・20回大会論文集), pp. 112-126
- 橋本和典(2016) 喪失と較差力動-困難患者と大震災PTSD心理療法の観点から International Journal of Counseling and Psychotherapy, Vol. 12-13 [Combined], pp. 19-26
- 橋本和典・高田毅(2016) 福島復興心理・教育臨床センターの成果と展望International Journal of Counseling and Psychotherapy, Vol. 12-13 [Combined], pp. 99-111
- Kotani, H., Adachi, T., Nishikawa, M., Nakamura, Y., Hige, K., Hashimoto, K., Nishiura, K., Hashimoto, M., Hanai, T., Ishikawa, Y., Sasaki, H., Ogimoto, K. (1999). Struggling with the fourth disaster in East Japan. Forum: Journal of the International Association for Group Psychotherapy and Group Processes, n. 6, 79-99.
- 橋本和典・石川与志也(2011) 重度意欲喪失に対するキャンパス・アイデンティティグループ-技法構成と効果性の検討- 東京大学駒場学生相談所紀要, 15号, pp. 4-32
- 橋本和典(2011) 青年版集団同一性質問紙(GIS-A)の作成-信頼性・妥当性の検討 教育研究, 第53号, pp. 69-77
- Hashimoto, K.(2009) Psychoanalytic psychotherapy for contemporary hysteria: A late-adolescent female case of dissociative hysteria with self-destructive problems. International Journal of Counseling and Psychotherapy, Vol. 12-13 [Combined], pp. 87-97
- 橋本和典(2008) 倫理と青年期集団精神療法 集団精神療法, 第24巻1号, pp. 30-40
- 橋本和典・石川与志也(2006) 学生相談におけるキャンパス・アイデンティティグループの試み 東京大学総合文化研究科学生相談所紀要, 10号, 22-24
- 橋本和典・秋山朋子 「青年期アイデンティティグループ」の効果性の検討-男根性覇気の再内在化過程- 総合保健科学広島大学保健管理センター研究論文集, 19号, pp.27-35
- 高田毅・橋本和典・栗田七重 現代健常青年の鍵発達機序の同定に向けて-集中青年期アイデンティティグループを用いて International Journal of Counseling and Psychotherapy, Vol. 12-13 [Combined], pp. 87-97
- 小谷英文・中村有希・秋山朋子・橋本和典(2001) 青年期アイデンティティグループ-性愛性と攻撃性の分化統合を中核作業とする技法の構成-集団精神療法, 第17巻1号, pp. 27-36
- 橋本和典・西川昌弘・河野貴子(1999) E. H. Eriksonの集団同一性概念の治療的仮説構成-青年期集団精神療法における有効性の検討- 集団精神療法, 第15巻1号, pp. 63-72
- 橋本和典(1998) コンバインド・セラピーにおけるシステム階層性-アイソモルフィーにみる治療的促進効果- 集団精神療法, 第14巻1号, pp. 67-71
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職歴・学会
【職歴】
- 2002年
- 相州メンタルクリニック中町診療所非常勤サイコセラピスト
- 2003年
- 立教大学非常勤講師
- 2003年
- 東京大学駒場学生相談所非常勤講師
- 2006年
- PAS心理教育研究所クリニカル・ディレクターなど
- 2013年
- 国際基督教大学教養学部・大学院教育学研究科准教授
- 2013年
- 福島復興心理・教育臨床センター所長
- 2018年
- 立教大学現代心理学部・大学院現代心理学研究科特任准教授
- 2020年
- 国際医療福祉大学赤坂心理・医療マネジメント学部心理学科 大学院医療福祉学研究科臨床心理学専攻准教授
【学位】
修士(教育学) 東京大学
博士(教育学) 国際基督教大学【免許・資格】
- 2003年
- 臨床心理士
- 2006年
- 全米集団精神療法学会公認集団精神療法師(CGP)
- 2019年
- 公認心理師
【学会】
- 1997年
- 国際力動的心理療法学会会員・理事・事務局長
- 1997年
- 日本集団精神療法学会会員
- 1998年
- 日本心理臨床学会会員
- 2003年
- 日本精神分析学会会員
- 2005年
- American Group Psychotherapy Association, Clinical Member
- 2009年
- International Association of Group Psychotherapy and Group Processes, Member
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メッセージ
危機の時代にこそ、元気で逞しい心を鍛えていきましょう。
趣味
なにごとも本格的に取り組むこと。テニス。