10月27日、「第4回市民公開講座」が開催されました。
「第4回市民公開講座」(主催:赤坂心理・医療福祉マネジメント学部/大学院)が10月27日、東京赤坂キャンパスで開催され、心理学科の和田秀樹教授が、「『感情の整理』が上手い人、下手な人」 をテーマに講義をしました。
講義は「感情的とは何か」という問いかけから始まり、和田教授は最近のニュースで話題になっている事例を交えながら、「感情は人間の判断に大きな影響を与える」と語り、認知の歪みや、感情的にならないための方法について説明されました。
次に、和田教授の著書の標題でもある「悩み方の作法」について言及。「不安がない人はいない。その不安やストレスを抱えながらどう生きていくかが重要だ」としたうえで、「リスクはゼロにならないということを理解する」「対処できないことは『変えられないこと』と受け入れるべきだ」などと、悩みに対する建設的なアドバイスをされました。
さらに、精神分析学にもふれ、「選択肢が多い人、ゴールが見えている人、『明日があるさ』と思える人などが、本当に折れない人だ」と講義を締めくくりました。
市民公開講座は、医療福祉の専門家が安心できる豊かな暮らしのヒントをわかりやすくお伝えする一般向けの公開講座です。第5回は11月10日15時~16時30分の予定で、国際医療福祉大学大学院の竹内孝仁特任教授が「認知症よ、さよなら」をテーマに講演します。
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